軸装
掛軸は日本が誇れる「伝統と文化」のひとつを担っています。
書を鑑賞するとき、そこには否応なく表装が介在します。
特に掛軸に施される表装は、その昔茶の湯の盛隆とともに単なる保存のための手段という枠組みを超え
掛軸を用いる人の趣味を色濃く反映する存在となりました。
西装ではお客様からお預かりした書画作品を、お客様の趣向に沿って丁寧に表装いたします。
また、代々受け継がれた掛軸を修復・復元いたします。
軸装分類
西装では表装の仕方によって以下のように分類しております。
和(わ)ー伝統表装です。すべて職人の手作業で仕立ててますので仕上げに長期間要します。
匠(たくみ)ー近代表装です。一部機械を用いて表装します。
彩(いろどり)ー近代表装です。大半を機械で表装しますので手頃な価格で短期間で仕立てられます。
雅(みやび)ー主に展覧会用の表装です。左右の耳を断ち切ります。最も安価で短期間で仕立てられます。
真(まこと)ー霊場巡拝の掛軸などを佛表装のスタイルです。
表装スタイル
裂地
掛軸を仕立てる上で、作品を美しく彩り、威厳を与える最も重要な材料が裂地です。
裂地は大きく分けて緞子と金欄があります。
緞子…経糸と横糸の2色の糸で文様を織り出すもので、厚地で光沢があり、また高級感もあります。
金欄…横糸に金糸を織り込んだ糸を使った絢爛豪華な織物です。
西装へ掛軸についてお問い合わせの際には
1.表装分類を選択
2.表装スタイルを選択
3.裂地を選択
4.軸先を選択
5.オプションがあれば選択
以上の点とご予算などをお知らせ頂ければ、 見積り等をスムーズにお答えすることができます。